ブンデスリーガの開幕戦を観戦してから約2週間。
次にアリアンツ・アレーナを訪れたのは、9月10日に行われたチャンピオンズリーグのリーグフェーズ第1節、FCバイエルン対FKボデ/グリムト戦だった。
私にとって、これが人生で初めてのチャンピオンズリーグ生観戦。
しかも座席は、124ブロック・1列・2番。
まさかの最前列だった。
CLの最前列は約150ユーロ
今回のチケットは、ドイツへ来てからお世話になっている日本人の方に確保してもらい、一緒に観戦した。
チケット代は120ユーロ。
チャンピオンズリーグということもあり、普段のカテゴリー1より20ユーロほど高い。さらにシステム手数料などを含めると、最終的には約150ユーロになった。
決して安くはない。
それでも、人生初のCLを最前列から観戦できると思えば、払う価値は十分にあった。
開場と同時にスタジアムへ
この日は試合開始2時間前の開場と同時に入場した。
まず向かったのはスタジアム内のストア。
人生初のCL観戦の記念として、この試合のマッチデータオルを購入した。
そこから座席へ向かうと、本当にピッチが目の前だった。

選手たちがウォーミングアップに出てくるまでは、まだ時間がある。
とりあえずビールを買い、少しずつ埋まっていくスタジアムを眺めながら待つことにした。
ただ、この日一番楽しみにしていたのは、試合そのものだけではない。
ずっと待っていたのは、あのアンセムだった。
一度は現地で聴いてほしいCLアンセム
選手たちのウォーミングアップが終わり、いよいよその瞬間がやってきた。
両チームの選手が整列し、チャンピオンズリーグのアンセムがアリアンツ・アレーナに響き渡る。
テレビでは何度も聞いてきた音楽。
それでも、満員のスタジアムで聞くアンセムはまったくの別物だった。
聞いているだけで気持ちが昂る。
アンセムが終わると、スタジアム全体が大きな拍手に包まれた。
サッカーが好きなら、誰もが一度は現地で聞いてほしい音だと思う。
「ついにCLを現地で観ているんだ。」
この瞬間に、ようやく実感が湧いてきた。
目の前にはオリーセとライマー
試合が始まると、目の前にはオリーセとライマーがいた。
特にオリーセのボールタッチには、思わず見惚れてしまった。
タッチの柔らかさや、相手を外す細かい動き。テレビでも上手さは十分に伝わるが、最前列で見ると、その一つひとつがより鮮明に見える。
ボールを持っていない時間でさえ、次に何かを起こしそうな雰囲気がある。
気づけば、何度もオリーセを目で追っていた。
1点が入ってからの攻撃力
バイエルンが試合の主導権を握っていたものの、相手GKの活躍もあり、前半は得点を奪えないまま終了した。
格下と見られていた相手だっただけに、少し時間がかかっているなという印象だった。
それでも、後半開始直後にムシアラが先制点を決めると、そこからはさすがの攻撃力だった。
ケインが追加点を奪い、3点目はデイヴィス。
コーナーキックのこぼれ球を、ペナルティーエリアの外から豪快に叩き込んだ。
あのミドルシュートは本当に気持ちよかった。
さらに終盤にはオリーセが2得点。
試合は5−0で終了した。
先制点までには時間がかかったが、一度ゴールが決まってからのバイエルンは止まらなかった。
文句のない結果だろう。

黄色に染まったアウェイ席
リーグ戦と比べると、対戦カードや平日の試合だったこともあり、チャントの声量は少し小さめだったように感じた。
とはいえ、アリアンツ・アレーナはこの日も満員。
得点が決まった瞬間の歓声は、いつも通り大きかった。
そして、反対側のアウェイ席はボデ/グリムトの黄色いユニフォームで埋まっていた。
遠くから見ると、まるでドルトムントサポーターのようだった(笑)。
ノルウェーから来たサポーターにとっても、アリアンツ・アレーナでのCLは特別な夜だったのだと思う。
初めてのCLを最前列で
人生初のチャンピオンズリーグ観戦。
最前列で選手のプレーを見て、生のCLアンセムを聞き、最後は5−0の大勝。
これ以上ないCLデビューになった。
普段のリーグ戦とは少し違う演出と空気。
そして、テレビでは味わえないアンセムの迫力。
約150ユーロは決して安くない。
それでも、あの音を現地で聞いた瞬間だけで「来てよかった」と思えた。
次は、もっと大きな対戦カードでCLのアリアンツ・アレーナを味わってみたい。
